もくじ
JoyatWorkこんまり最新刊レビュー|10分でわかる|要約|ジョイアットワークまとめ
こんまりさんの最新刊が出ました!
「ときめく?ときめかない?」の片づけで
世界中の片付けに悩める人を救い続けているこんまりさん。
最新刊は、なんと
『ビジネス書』!!!
意外なようで…
実は、そうでもないですよね。
こんまり流片づけコンサルタント7年目の私が
どんな本なのか、早速
感想をレビューしていきましょう!
こんまり本最新刊「Joy at Work」ってどんな本?
こんまりさんの最新刊「Joy…」の3つの特徴
最新刊の大きな特徴は3つ
- 「オフィス」「仕事」の片付けに特化
- ときめくキャリアを目指す
- アメリカの大学の経営学教授との共著
こんまりさんと共著の大学教授って誰?
スコット・ソネインシェイン(Scott Sonenshein)
ライス大学経営学教授。
バージニア大学卒業後、ケンブリッジ大学で修士号を、ミシガン大学で博士号を取得。
研究、教育、講演の各分野で数多くの受賞歴あり。
戦略コンサルタントとして活躍した後、リンコンバレーのマーケティング関連スタートアップ企業に参加。
「ニューヨークタイムズ」「タイム」などの各紙誌に執筆多数。
なんか、すごい人で、
ムズカシイ事、言われそう…💦
と思いましたが、大丈夫!
とてもフレンドリーな感じで
(会ったことありませんが)
優しく楽しく
仕事の片づけかたを学べました^^
主婦には?家の片付けに関係ある?役に立つ?
結論から言うと「大あり!」です。
家の片付けに役に立ちます!!
「え?オフィスなんてないし、
キャリア目指してないし…」
と、思いましたか?
文房具・書類の片付けかたがわかる
オフィスはなくても、文房具はありますよね?
書類の片付けに悩んでいませんか?
机の片付けなので、ダイニングテーブルに散らばっている
コマゴマした小物の片付けをするのと一緒なのです。
データのお片づけがわかる
今までのこんまりさんのお片付け本では
ほとんど登場しなかった
データのお片づけ方法が分かります。
スマホのデータ、アプリ…
どうやって片付けたらいいのかを
教えてくれます。
こんまりさんと、スコット教授の書き分けは?
こんまりさんと、スコット教授の共著なのですが、
対談形式ではなく、章の担当が別になっています。
具体的な本の中身の書き分けは…
【全11章】
・こんまりさん…「はじめに」「第1章から第4章」「第11章」
・スコット教授…「第4章から第10章」
(一番下の記事で、目次を色分けしています)
- こんまりさん…デスクの実際の片づけ祭りに特化
- スコット教授…仕事の効率化、仕事のときめき方、キャリ化形成の仕方に特化
と、なっています。
「読んでると、どっちが書いたページか分からなくなりそう?!」
と思いましたが、大丈夫です!
右下にこのページが誰が書いた文章なのか
わかるように名前が書いてあります。
(すべてのページに名前が書いてあります)
【本の内容】
本を読んで、私が特に印象に残ったところを
レビューしていきたいと思います。
こんまりさんページ
「残すモノの選び方」を、説明している文章があります。
(第2章 片づけでリバウンドしないために)
ここは、仕事のもの、文房具…というワクにとらわれず
すべてに共通するこんまり流の真髄、に思えました。
片づけで大事なのは、残すモノを選別するときに、
Joy at Work*第2章 近藤麻理恵
あなたの幸せにつながるモノを選ぶこと。
そして、
残したモノに対して、
前向きになれる考え方を身につけること
そして「残すべきモノ」の基準を明確にしてくれてます。
残すべきもの3つ
- それ自体にときめきを感じるモノ
・お気に入りのペン
・デザインが好きなメモ帳
・デスクに飾っている家族の写真など - 機能の面で役に立つモノ
・ホッチキスの芯やテープなど
・特段ときめくわけでなくても
「これがあるおかげで仕事ができるんだな」
と、思えるモノ - ときめく未来につながっているモノ
・「あまり気が進まないプロジェクトに関する書類」
→その仕事をやり遂げることで、キャリアアップにつながったり
信頼感が得られたりできるという未来が描ける、など
- まっすぐときめき
- 機能的ときめき
- 未来のときめき
この3つが「残すべきモノ」の基準
書類の収納法ポイント3つ
- 1枚残らず明確にカテゴリー分けをすること
・1枚たりとも「なんとなく」で収納しない! - 書類も立てて収納すること
・「積んで」しまうと、書類の量を把握できない
さらに、下に積まれた書類の存在を忘れる - 未処理ボックスをつくること
・「その日処理する書類」と
「その他の未処理書類」を分けてもOK
小物5グループ
- 文房具(ペン・ハサミ・ホッチキス・テープなど)
・道具系(ハサミ、ホッチキスなど、基本ひとつあればいいモノ)
・消耗品系(ふせんや、ペンなど、使うとなくなるモノ)
の、2種類ある - 電機系(デジタル機器・電化製品・コード類)
・こんまりさんセリフ
『中古のコード販売店を開くならともかく、そんなにたくさん、本当にいりますか?』 - 業務に関する特殊な小物(サンプル品・画材・制作パーツなど)
・物理的な片づけをすることによってスペースが生まれると、頭の中に余裕ができて、新しいアイディアとクリエイティビティが生まれる - ケア用品(コスメ・医療品・サプリメントなど)
・エピソード必見。意外に理想の働き方に直結するカテゴリー - 食品系(お茶・お菓子など)
・アメリカでは普通にアルコールがあったりするらしい
このカテゴリーって、まさにダイニングテーブルの上に散らかっているものと一緒ですね
スコット教授ページ
デジタルデータを片付ける
◆文章を削除する判断質問3つ
- 仕事のためにこの文章は必要か?
- この文章は、将来の仕事のための手がかりや発想を与えてくれるか?
- この文章に“ときめき”を感じるか?
◆メールを削除する判断質問3つ
- このメールを今後の仕事のために残しておく必要があるか?
- このメールの再読は、将来の仕事に役立つ知識や発想、意欲をもたらすか?
- このメールに“ときめき”を感じるか?
◆アプリを残す判断質問3つ
- このアプリは必要不可欠か?
- このアプリは仕事に役に立っているか?
「これは高かったからとか、そのうち役に立つかもしれないという理由はNG。
長期間休眠していたアプリが、ある日突然必要になって活躍することは、まずない」 - このアプリに“ときめく”か?
こんまりさんのアプリの整理の仕方が素敵でした。
スマホの画面の一番上、1列分にしか、アイコンを置いてないそうです。
理由は、待ち受けにしている娘さんの写真を邪魔しないように。
こんまりさんの言葉
“「スマホの画面をときめく状態にするために片づけよう!」と思えば、なんだか片付けが楽しくなってきませんか?”
ちなみに、こんまりさん。
ホーム画面に出ているアイコンの数は10個だそうです。
少ない!!!!!!
時間を片づける
◆行動の散らかりを作る3つの罠
(アクティビティ・クラッター)
- 成果を求めすぎることの罠
・間違った目的を追求して後悔の罠に落ちないように - 緊急性の罠
・「急ぎ」と「重要性」とを混同しない - マルチタスクの罠
・複数の仕事をこなす人々は生産性が低い
◆仕事をもっと楽しくするための3つのコツ
- 慌ててイエスと言わない
- 日常的な楽しみを持つ
- スケジュール表に余白を作る
決断を片づける
個人的に斬新!と思い
もっとも「その通り」と深く納得したカテゴリー
頭がモヤモヤしてするときに
真っ先に読み直したい「決断を片づける」ページ
◆決断は「低リスク・中リスク・高リスク」に分ける
・低リスクの決断は、自動化させる
◆選択肢は多い方がいいとは限らない
・決断を依頼された時は、選択肢を5つ以内にしてもらう
◆「完璧な決断をしなければならない」という考えを捨てる
・それなりに十分な決断で幸せになるのなら「完璧な決断」は必要ない
人脈を片づける
ここは素晴らしいひとことを、引用
大きな人脈を持っていることの意味はたったひとつ
Joy at Work*第7章 スコット・ソネシェイン
___それほど大きな人脈をつくった、ということだけです!
ジョイアットワークの目次
執筆:近藤麻理恵
執筆:スコット・ソネインシェイン
はじめに
読者のみなさまへ
第1章 どうして、片づけが必要なのか?
散らかった机があなたから奪っているもの
職場を片づけた私に何が起こったか
片づけていると、仕事もできるようになる理由
「散らかっている方が」クリエイティブ」は本当か
◆スコット教授のミニコラム…どうして人はものを持ちすぎてしまうのか?
散らかっているのは非物理的な面でもこんなに高コスト
片づけをすると「やりがい」が見つかる
第2章 片づけでリバウンドしないために
片づいたデスクをキープできる人とリバウンドする人の違い
理想の働き方をイメージする
◆スコット教授のミニコラム…仕事に関するときめきの方向性を知るためのエクササイズ
リバウンドしないためには一気に片づける
残すものの選び方
◆スコット教授のミニコラム…「ときめくモノを選ぶ」ことにまだ懐疑的なあなたへ
片づけに集中できる環境をつくる
さぁ、祭りの片づけをはじめよう
第3章 仕事場を片づける
本:片づけをすることで、自分の価値観を知る
書類:「全捨て」前提で片づける
二度とリバウンドしない書類の収納法
スキャンのワナにご注意
名刺を片づけて、人間関係の棚卸をする
小物は、サブカテゴリーに分けて片づける
文房具/電機系/業務に関する特殊な小物/ケア用品/食品系/思い出品
◆スコット教授のミニコラム…写真を撮ってから手放すことの効果
デスクの収納
片づけを終えると訪れる、人生の変化
ミフユさんのライフチェンジングストーリー
物理的な片づけから、非物理的な片づけへ
第4章 デジタルデータを片づける
たくさんのフォルダは不要
◆近藤麻理恵のミニコラム…手放すものにも感謝を
デスクトップをときめく場所に
◆近藤麻理恵のミニコラム…こんまり流デスクトップ片づけ法
メールに仕事を乗っ取られていはいけない
◆近藤麻理恵のミニコラム…メールについて
スマホのアプリが少なければ混乱も少なくなる
◆近藤麻理恵のミニコラム…アプリ
第5章 時間を片づける
活動の散らかりが生活を混乱させる
成果を求めすぎることの罠
緊急性の罠
マルチタスクの罠
仕事を1カ所集めて、実際にどれくらいの量があるかを把握しよう
◆近藤麻理恵のミニコラム…自分をときめかせる時間を優先的にとろう
あわててイエスと言ってはいけない
日常的な楽しみを持とう
スケジュール表に空白をつくろう
第6章 決断を片づける
低リスクの決断の大半は、時間とエネルギーをそそぐ価値がない
中リスクと高リスクの決断を並べてみる
決断を整理する
片づけの選択肢ー選択肢は多いほどいいとはかぎらない
たいていの決断は、完璧でなくても十分
第7章 人脈を片づける
どれくらい大きな人脈が必要か?
◆近藤麻理恵のミニコラム…こんまり流 人脈の片づけ法
ときめく人脈づくりのために人間関係を見つめなおす
質の高い人脈をつくるには
第8章 会議を片づける
理想の会議を思い描く
会議にどれほど時間を割いているか
まとまりがない会議と自分の仕事に関係のない自分の仕事に関係のない会議
たくさんの会議に出たからといって有能にはなれない
整理された会議を
第9章 チームを片づける
理想のチームをイメージする
チームをカテゴリーに分ける
チームを評価する
チームを混乱させない
意見の不一致が混乱を招くとはかぎらない
大きなチームには「散らかり」が多いもの
◆近藤麻理恵のミニコラム…こんまり流 ときめく社風のつくり方
第10章 片づけの魔法をシェアする
片づけの手本になろう
職場への気配りを示す
同僚を大切にする
第11章 もっと仕事で“ときめく”ためには
残したものを大切にすると、仕事がうまく回りだす
ワークスペースをもっとときめかせるために
「ときめかないから転職」は正しいか
ときめく働き方を実現するまでの過程も楽しもう
人の目が気になって「ときめく」道に進むのが怖いとき
◆スコット教授のミニコラム…過去を手放すことで未来を楽しむ
定期的に自分と向き合う時間をつくる
夫婦で実践している、とっておきの「仕事の片づけ法」
仕事も人生も、自分の決断の積み重ねでできている
◆スコット教授のミニコラム…あなたもときめく仕事がもてる
家庭を仕事のバランスを取るために
ときめく仕事をすることが、ときめく人生をつくる
おわりに
謝辞
原注
感想まとめ
私はお家にうかがって、「こんまり流片づけ」をレッスンしながらお客様と一緒に、お家を片づけていきます。
はじめ「ビジネス書」と聞いた時は、「オフィス・デジタル系」のお片づけかな?
と、思っていました。
読んでみると、びっくり!
机の中のモノを片付けるカテゴリーは、ほぼリビングで散らかっているものと一緒。
…考えてみれば、そうですよね。
「その場所で過ごす」ならば、「使うモノ」って結局、一緒なんです。
家庭の主婦にも。
生き生き仕事をしたい人にも。
そして、
「仕事を辞めたい」
と悩んでいる人にこそ、
読んでもらいたい本だなぁ
…と、思いました。
仕事…に限らず
「今いる、環境に悩んでいる」
すべての人に、おすすめします。
手放すなら感謝をして。続けるなら覚悟を持って。
Joy at Work*第11章 近藤麻理恵
どちらを選んでも、あなたの意思で堂々と選んだモノならば、
あなたのときめく人生につながっているはずです。
こんまりさん自身が、世界で大・大活躍する
ビジネスパーソンであり
今も、その影響力は拡大し続けていますから。